広島行くなら知ってほしい お好み焼の味事情

【広島でお好み焼きを食べることがある、食べたことがある】という他県の方々に感想を聞くと「美味しかった」という返答をよく聞きます。それは広島人の私に対する気遣いの言葉なのかもしれないし、本当に美味しかったのかもしれません。続けて、どの店が美味しかった?と聞くと「だいたいどこの店も美味しかった」という返答が多く、広島人としては嬉しい気持ちにはなるが、味をシビアに感じているのだろうかという疑問は残る。(メッカで食すからこそ生まれる”雰囲気”と云う名の旨味も+αされているだろう。)
しかしながら「だいたいどの店も美味しかった」=「どこも大きな違いはない」という感想は、広島人にもまぁまぁいるんじゃないの?と思っていて、前回投稿した”其の壱”で前述した、美味いの基準が不明瞭な食べ物ではないか?といった仮説にも繋がります。
お好み焼きの味のメインはソースであり「結局ソースの味でしょ?」といったところがあるのかもしれません。
広島お好み焼きとは何なのか?

広島に「シャオヘイ」という有名な飲食系ブロガーがいらっしゃいます。【快食.com】というサイトの運営主で、主に広島県内のありとあらゆるジャンルのお店に訪問し、いくつかのカテゴリ毎に評価、評論をするというサイトです。私自身も20代後半から30代後半にかけて、このサイトを参考にしてお店巡りをしてました。
この方は執筆もされており「熱狂のお好み焼 ―お好み焼ラバーのための新教科書」という著書が御座います。その中で、広島お好み焼きとは何料理なのか?との問いに「キャベツ料理」とアンサー(断言)されておりました。そう、広島お好み焼はキャベツ料理なのです!
各店の味の違いは何で出る?

どの店も似た工程で調理していますが味には違いがあります。ここでは使用する材料や調理方法について違いを知っていただきます。
1.キャベツ
先ずもって素材の良し悪しということになるかと思いますが、今回は割愛します。各店の違いとして、キャベツの焼き方や焼き時間が挙げられると思います。お店により提供時間(焼き時間)が10分以内のところもあれば、40分以上掛けるところもあります。それぞれに意味があるのでしょうが、如何にキャベツの甘味を出せるか?といったところの工夫(調理技法)のひとつが焼方、焼時間に表れているのだと思います。
※お好み”焼き”という名称ですが、キャベツに関しては、”焼く”というより”蒸す”というのが正しい表現。
2.麺
麺はお好み焼きの半分近くを占める重要な素材です。麺はそばとうどんがあり、そばに限っては生麵と蒸麺の2種があります。生麺の場合は注文が入ってから麺を茹で始めます。焼き方にも大きな違いがあり、油を大量に使用してバリバリ、パリパリの状態に焼き上げるお店と、水分をそこそこ含んだ柔らかい麺の状態で提供する店、また、その中間があります。近年では、自身の店のお好み焼きに合う麺をオリジナルオーダーしている店が増えている印象です。
マニアになると、自身が好きな製麺所の麺を使っている店にしか行かない方もいます。(私は磯野製麺推し)また、うどん肉玉は通好みとも言われていて、うどん肉玉の人気店というのも存在します。それ以外では、そばとうどんのハーフ&ハーフという食べ方もあります。
3.ソース
オタフクソース、カープソース、ミツワソース、オリジナルソースなどがあります。使用率はわかりませんが、カープソースに限っていえば、郊外店舗より飲み屋街の方が使用率が高い気がします。
4.その他
調味料、油。調味料は各店バラバラだと思われます。鰹や鰯といった魚類の削り粉を基本に、お出汁を使うところもあります。化学調味料は一切使用しない店も少数ではありますが御座います。油はラードや植物系など様々です。また、トッピングによっても味は変化します。
注文時の留意点
実際に入店しメニューを前にすると、基本である【そば肉玉】以外にも、スペシャル焼き、ねぎ焼き、焦がしマヨ焼き、など各店のオリジナルメニューが多々あり、トッピングメニューもお店によりまちまちですが、生イカ、生エビ、牡蠣、イカ天、チーズ、餅、肉ダブル、野菜ダブル、コーン、ネギ、キムチ、納豆、大葉、大蒜チップ、温泉玉子、半熟玉子、玉子ダブル、目玉焼き、焦がしマヨネーズ、明太子、トリュフ、とろろ、と豊富で迷ってしまう方もいるかもしれません。
そのお店を知るには、やはり基本である「そば肉玉」ということになりますが、お店の一番人気のメニューや、店員さんがお勧めするメニューを選択するのも好手かもしれません。
私の場合、初めてお店は「そば肉玉」を注文します。あと、どれだけお腹がすいていようと麺のダブルは頼みません(バランスが壊れると考える為)。個人的にお勧めなトッピングは【生イカ・生エビのダブルトッピング】、或いは【大葉】、状況により【葱】といった具合。
まとめ
ざっくりですが、広島のお好み事情をお話ししました。あくまでも私の思う広島お好み焼きなので、他にも色んな見方や解釈があると思います。これを読んだ広島人で何かアドバイスやお勧め店、面白雑学があれば、是非、他県の方達の為、また第21回を盛り上げる為にも、気軽にLINEグループの方へ書き込んでいただければ幸いです。(お好み焼き屋のバイト経験者もいらっしゃいますしね。宜しく頼みます。)
※其の壱で大反響が御座いましたので投稿させていただきました。憶測にもとづき問題提起をしているところが多々御座いますので、真面目な批判は遠慮願います。兎に角「色々食べて好みのオッコンを見付けて欲しいと思います。反響があれば其の参を書きます。
【番外編】正しい広島お好み焼きの食べ方

正しさというのは少し違いますが、絵になる食べ方というのは存在すると思います。
1.鉄板で熱々を食べる
2.ヘラを使って食べる
3.初見の店で初めからマヨネーズを掛けない。
4.食べる前に追加ソースを掛けない。先ずは提供されたものを。
5.食中、食後の鉄板が綺麗。
如何ですか?参考にどうぞ

